茗荷   みょうが

 

 

 ~ 特徴 ~

 

みょうがは水分の多い食材ですが、栄養価ももちろんあります。

  

旬がちょうど夏頃であることから、水分量が多いみょうがは水分補給の手段にもなります。100gあたり12kcalと比較的低カロリーであることから、ダイエット中でも気にせず摂取できるとも言われています。

 

夏バテによる食欲低下、冷房のあたりすぎによる血流の悪化やむくみへの対策にもみょうがは効果的です。

 

 

~ 主な成分 ~

・カリウム

ナトリウム(塩分)を排出する働きがあり、むくみの緩和や高血圧予防などに効果が期待できる。

 

・アントシアニン

みょうがの色素成分。抗酸化作用があり、目や身体の健康をたもつ働きがある。

 

・αピネン

みょうがの独特の香り成分。胃液の分泌を促し食欲を増進させる。発汗や血液の循環を促進する働きがある。

 

・ミョウガジアール

みょうがの代表的な辛味成分。血流を促進する働きがある。抗菌作用があり、腐敗を防止する効果が期待できる。

 

・食物繊維

 

腸内環境を整え、便秘を予防する。食後の血糖値の急上昇を抑える作用がある。

 

 

~ 選び方 ~

 

良いみょうがの選び方は、大きくて丸みや張りのあるものを探すことです。

美味しいみょうがにはツヤと重質感があります。 

 

 

~ 切り方 ~

 

まず縦半分に切り、その後で茎の部分を切るのが基本です。辛味とアクを抜くためには、繊維に沿ってせん切りした後、30秒ほど水にさらすといいでしょう。食感をなるべく抑えたい時には、繊維に平行(輪切り)に切るのがおすすめです。

 

 

~ 保存方法 ~

 

乾燥しないようにラップや濡らしたキッチンペーパーでくるんで冷蔵庫で保存しましょう。タッパーに水と一緒に入れてつけておいてもかまいません。

 

みょうがは冷凍保存しても栄養成分が変わらない食材なので、一か月ほど保存したい時は、使いやすい大きさや形に刻み、チャック付きの袋に入れて冷凍庫で保存するといいでしょう。

 

 

~ 食べ方 ~

・うどんや素麺、冷奴などに薬味として

・甘酢漬け

・天ぷら

・肉と一緒に炒めたり和え物としてメインの一品に